けもの塾
イリオモテヤマネコ(撮影さつえい:今泉先生いまいずみせんせい)
地球ちきゅうにはその地域ちいきの様々さまざまな自然環境しぜんかんきょうに合あわせて、実じつに多おおくの生いきものが生いきているよね。太古たいこの昔むかしより生いきものたちは環境かんきょうの変化へんかに合あわせてゆっくりゆっくり進化しんかをしたり、その反対はんたいに数かずを減へらして遂ついには絶滅ぜつめつしたりしながら今いまの生態系せいたいけいを築きづき上あげてきたんだ。 ところが、今いまでは人間にんげんによる環境かんきょうの破壊はかい(海洋汚染かいようおせんや森林破壊しんりんはかい)や地球温暖化ちきゅうおんだんかなどの影響えいきょう、そしてそれに伴ともない、本当ほんとうなら生息せいそくしているはずのない生いきものが爆発的ばくはつてきに増ふえたりして、その地域ちいきにすむ野生生物やせいせいぶつが急激きゅうげきに数かずを減へらし、絶滅寸前ぜつめつすんぜんの種類しゅるいもいるんだ。
こうした危機ききにある野生生物やせいせいぶつを絶滅危惧種ぜつめつきぐしゅとして指定していしたのが、スイスに本部ほんぶのあるIUCN(国際自然保護連合こくさいしぜんほごれんごう)で、日本にほんではその評価基準ひょうかきじゅんをもとに、環境省かんきょうしょうの他ほか、地域ちいきの自治体じちたいなどが独自どくじのリストを作つくっているんだ。IUCNが作つくったリストには、約やく3万まん1,000種しゅ、日本にほんの環境省かんきょうしょうが作つくったリストには3,716種しゅの野生生物やせいせいぶつが登録とうろくをされているよ。今いまいる野生生物やせいせいぶつを絶滅ぜつめつに追おい込こまないようにするにはどうすればいいか、みんなで考かんがえたいよね。